伝説の店

 この週末、あるイベントを見るため、横須賀に行ってきました。

 出発したのが丁度お昼時だったものですから、まずは腹ごしらえということで、横浜駅周辺で何か食べることにしました。

 もちろん、横浜駅周辺ですから飲食店には事欠きませんが、ふと、以前から一度は行ってみたいと思っていたものの、なかなか敷居が高くて利用できなかった店を訪ねて見ようという気になったのです。今回は行けるのかな?

 その店の名は「生そば鈴一」、いわゆる立ち喰い蕎麦屋です。f:id:RetCapt1501:20201116230911j:image

 横浜駅の相鉄口を出てすぐのところにある店で、「美味い」と評判なのですが、何しろいつも鈴なりの人だかりで、これまで何度も店の前までは行ったものの、「いや、今度にしよう」と断念せざるを得ない状況でした。カウンターが狭いため、店内で食べれるのは、いいところ4人くらいでしょう。他の人たちは、道路に溢れかえって、文字通りの立ち喰いをしています。いつもこんなに人だかりなのですから、相当美味しいに違いありません。

 ということで、横須賀に向かう前にちょっと寄ってみたところ、なんと空いているんです。狐につままれたような気分で、初めて券売機でチケットを買いました。300円のかけそばと80円の天ぷらです。

 チケットを出すと、「天ぷらそばですね?」と聞かれたので「いえ、かけそばと天ぷらです」と答えたのですが、流暢な日本語を話す外国人の店員の方が「天ぷらそば一丁!」とオーダーされました。なるほど、単品の組み合わせでオーダーの名称が自在に変わるようです。

 その「天ぷらそば」がこれです。はっきり言って「美味い」です。なるほど人気の理由がわかりました。

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 カウンターで食べていると、次々と客が殺到し、いつもの「路上立ち喰い」状態になりました。幸運なことに、私が来店した時が、たまたま客の切れ目だったようです。

 でも、ようやくこの「伝説の店」に入店することができましたので、これまで高かった敷居がぐんと低くなりました。混んでいてもチケットを買って、「路上立ち喰いスト」の仲間入りをしてみたいと思います(╹◡╹)